【伊勢原 大山 さくらや】神奈川県伊勢原市大山にあるお食事処
今回は神奈川県伊勢原市、小田急線伊勢原駅から車で約30分+参道を徒歩20分+ケーブルカー7分をかけ、江戸時代から続く観光地「大山(おおやま)」の大山阿夫利神社下社前にある「さくらや」さんにお邪魔しました。
江戸時代の繁栄により、江戸の庶民は初めて観光という楽しみを享受できるようになったそうです。時間とお金に余裕のある人たちは三重県の伊勢神宮に参拝できたそうですが、往復で1月以上かかる長旅ができるほど裕福な人は少なく、そういう庶民でも手の届く観光地が、ここ伊勢原の大山だったそうです。
まずはケーブルカーの駅の前に、参道の坂を上らなければいけません。
この川の右ななめ前あたりが参道の入り口です。
「こま参道」という名前です。大山詣りのおみやげ物の名物が独楽(こま)だった名残だそうです。
これは下っているときの写真なんですが、両脇は雰囲気のあるお土産物屋さんや豆腐料理を出す旅館が立ち並んでました。
歩くこと約20分。運動不足の妻はけっこうへばってました・・・。
「大山ケーブル駅」に到着。交通系電子マネーで往復チケット(¥1120)を買い、すぐに乗車です。
けっこう混雑していたので、立ったまま下り方向を眺めながら約7分の道中です。
「大山寺」駅を経由して「阿夫利神社」駅に着きました。同じ観光地の中でお寺と神社が仲良くすみ分けているなんて・・・日本って神道も仏教もうまく共存させていく文化なんですね。
駅を背に少し歩くと、阿夫利神社まではあとこれだけの階段を上らなければいけないという現実を直視することになります。
なんとか到着!
ここが阿夫利神社下社(しもしゃ)と言われるところで、山頂の本社はさらにこの奥の登山口から徒歩で登ること約90分だそうです。今回は登山口から上を眺めるだけにとどめておきました。
・・・これ、写真で見るより険しい感じですよ。チャレンジされる方はちゃんと準備しておいた方がいいですね。
帰りのケーブル駅で見つけたんですが、こんな注意書きも貼られてました。
さて、下社への参拝を終え、階段を降りたところにあるお食事処「さくらや」さんで休憩をとることにします。
そこで目にする謎ワード「ルーメソ」…。
本来は縦に立てるのぼりを横にしてさらに裏から見ている状態で・・・もうお判りでしょうけど「ラーメン」って書いてあるんですね。ほんとかウソかわかりませんが、何十年も前に店主が間違えてこうやって立てたのぼりが名物になって、この店ではラーメンを「ルーメソ」として提供しているようです。
入ってみることにしました。
メニューはこんな感じ。
ラーメンのところに「ルーメソとも言う」ってささやかに主張していますね。
けっこうメニューは豊富ですね。帰りが車でなければビールを飲みたかったです。
今日は結構暑かったので、ルーメソでなくざるそばと温豆腐にしました。
温豆腐(¥400)
昆布茶みたいなダシに浸されている温豆腐はつるっとした食感で美味しかったです。水がいいんでしょうね。
ざるそば(¥600)
火照った体を程よく冷やしてくれました。美味しかったです。
2009年に野党時代の安倍晋三さんが来店している写真もありました。
さて、お店を出て下山しようかな・・・と思っているところに、店の前で焼いていたお団子があまりにおいしそうだったので、こちらも買ってしまいました。
くさ団子(¥350)
手渡す前に甘辛い味噌を塗ってくれました。・・・もっちりして、うまい!
下山前に見えた風景。湘南から江の島から遠くは房総半島まで見下ろせるこの絶景はミシュラン二つ星が与えられているそうです。ホントに綺麗。来てよかった・・・。
さて、下山です。
いつも思うんですが、大変だと思えた行きの行程と同じだけ歩いているのに帰りの行程ってあっという間ですよね。
駅にこんなポスターが貼られてました。久しぶりに見ました。
・・・昭和29年生まれの指名手配犯って・・・、今年67歳!?
この写真を見て「あっ!知り合いのあのおじいさん・・桐島だ!!」ってことにはならないと思うんですが・・・。そんなこと言ってはいけないんでしょうか。。。
と思ってたら、同じことを話し合っているお客さんが他にもいておかしかったです。。。
ちなみにこのポスター、ピカピカでした。重大事件を絶対に風化させないという意気込みを感じます。改めて警察の方々に敬意を表します。
実は私にとっては16年ぶりの大山登山。その時は私の両親、弟と一緒だったんですが、今回は妻との二人旅でした。
もう一回ぐらいは行ってみたいです。
「伊勢原 大山 さくらや」さん!ごちそうさまでした!!
住所 | 神奈川県伊勢原市大山12 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
電話番号 | 0463-94-3919 |
定休日 | 日曜日 |
キャッシュレス | 対応なし |